沖縄カツ丼〜波止場食堂•辺土名
「沖縄カツ丼」とは何か。
本土でいう「カツ丼」は、 一般的に玉ねぎあるいは長ネギとカツが醤油ベースの出汁で煮てあり、その上を卵でとじるというものである。
しかし「沖縄カツ丼」は玉ねぎではなく、野菜炒めの上にカツが載って卵とじされているような作り方。
かつて沖縄では伝説となってしまった那覇市農連市場前にあった「食堂くみ」では、
1 野菜炒めの上にカツが載っていて、その上に生卵
2 沖縄チャンポン(野菜炒めを醤油などで甘辛く味付けをして卵でとじる)の上に揚げたてカツ
3 沖縄チャンポンの下に揚げたてカツ
4 チャンポンを作る仕上げの時にカツを投入して卵で一緒にとじる
という4パターン経験した。
ま、どっちにしろおばちゃんの愛が詰まった食べ物であった。
「食堂くみ」スタイルのカツ丼とは別に、食堂に共通してあるカツ丼スタイルが
「トンカツ入り野菜炒め、卵でとじた後にバラけさせた」みたいな見た目。
正しく、ここ波止場食堂のカツ丼はこのタイプ。
最近では雑誌やインターネットで取り上げられてしまったから、我々沖縄関係者からすれば混み合ってしまうのが非常に困る。
さて、この沖縄カツ丼、見ての通りの大盛り。
最初見たときに戦意喪失しかけました(笑)
三島の次郎長のカツ丼大盛りの遥か上を行きます。
味は少し濃いめの味ですがカツの厚さ、野菜の量、ご飯との割合が絶妙でした。
また、ついてくるスープ(沖縄そば)がまた良い。
本土ではあまり見かけないでしょうが、スープの具にレタスを使っています。
これはコレで沖縄的な感じでまたいい感じです。
おばちゃんがいつまでも元気でお店をやり続けてくれることを祈ります。
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